ふつうに起きてちいさいおにぎり食べて、
シャワーもして、学校に行った月。
行きの電車の中で、吐き気を押さえるために
顔をタオルで覆っていたら、手が震え出したと
あとから聞いた。
日本橋で仕事をしているときに
学校から電話がかかってきて、
朝から、手の痙攣が止まらないとのことで
病院に連れて行くように、迎えに来てください、と
言われて動転する。
たぶん、2時間くらいかかりますが
預かってていただけますか、とお願いして、
きもの着たまま、仕事を中断して学校に向かう。
ちょうどお昼休みのあいだに着いたので
天が保健室から月を駅まで連れてきてくれてて、
駅のホームのベンチに、
ふたり並んで座って、お弁当を食べていた。
にこにこ笑って両手を振る月。
えー、それが痙攣?
手首がぴくぴく勝手に動くんだって。
ちからを入れないと止められないと言う。
えー、なにそれ。
とりあえず、ごはん食べ終わるのを待って
天は学校に戻って、
わたしは月と病院に向かう。
道中、スマホ触ってる月。
集中してるとピクピクしないと言う。
うーん、なんだそれ。
総合病院で相談すると内科に通され、
いちおうの応急処置的に、ベータ受容体遮断のお薬を
出します、血液検査の結果は1週間わからないとのこと。
しかも、きもので病院って、目立ち過ぎる。
もう、なにがなんだか。
お薬もらって帰り道にケーキ買って帰宅。
夜ごはんもケーキも食べられた月。
心配だからいっしょに寝てね、と
頼んで、わたしも疲れ限界で早寝。