都内の本店に催事のお手伝い。
めっちゃめちゃいそがしくて
絶え間なく接客して最終21時まで
お仕事したのだけれど
社長の直属ともいえる営業部の、しかも、本店。
きものを着てれば誉められたり感心される今の
環境と違って、きものを「すてきに」着てて
「当たり前」のスタッフさんが育ててきた、
きものを好きで着たいと思っているなお客様が
趣向を凝らした着物姿で数多くいらして盛り上がってて
ほんとうに、張り合いのある一日だった。
○
社長の方針で、「きものを着て、お客様と遊びに行く機会を設ける」ことまでもが仕事の一環となっているにもかかわらず、
7月は暑い、とか、着物では動きにくい、とか、
梅雨で雨が降る、とか、そんなこんなで、
わたしの属するお店では、またしても次回のお出かけの
機会が中止となった。
年配のスタッフから、チラシづくりから告知まで丸投げされた
挙げ句のこと。
そうよね、そう言うなら、着物は暑いし、めんどくさいし、
動きにくいよね。
そもそも、ハナから中止になることを望んでいるように、
わたしには見えてるし。
わたしも、おばあさんになったらそういうふうになるんだろうか。
社長が、「きもの屋さんはきもの着ましょう」っていうのは、
しごくまっとうなことだと、わたしは思うのだけど、
わたしの属するチームの店長も部長も、スタッフが
きもの着ようとも、着ていなかろうとも、まるきり、
あんまし関係ない様子で日々が過ぎ、
ああ。通勤時間が確保できるようになったら、
都会の、きものを着るのが好きなひとが働いている
きもの屋さんで働きたい、と思ったりした日であった。