天は頭痛が収まって学校復帰。
わたしは遅番出勤日だったのだけど、夕方からずっと忙しく、
自宅に電話できないままに、自分のお客様にお振袖の納品が終わると
21時だった。
真っ暗な道を自転車こいで帰宅すると、子どもたちが、
まだ、ごはんの最中だった。
なにやってるの?お風呂は?せんたくものは?
ピアノは?テニスは?宿題は?などと、
子どもたちを問いつめているときに
父から電話がかかってきて、月が出て、
「ママは今、帰ってきたところ。」と言っていた。
20時台にも一度電話がかかってきていたそうだ。
そこで、わたしが電話を変わると、
「おまえんかた、どげなっちょんのか。
なんで9時過ぎちょんのに、親が両方おらんのか!」と怒られた。
あーあ。
まあ、それでも普通にいろいろ話して電話を切って、
今度は、子どもたちの話を聞く。
月が家の鍵を忘れて、
友達の家でおにいちゃんが帰ってくるのを待っていて、
天が帰宅してきたとき、月がいないから、天は心配して、
暗いのがこわい
のにひとりで探しまわってて、
あきらめて家に帰ったところで、18時半で、
それから、月と連絡が取れて、月のお友達のご家族総出で、
月をウチまで送ってき
てくださった、ということがあったんだそうだ。
まあ、それからごはんを炊いたりしてたら、
21時過ぎちゃった、って。
そうだったんだ。そりゃ、しようがないねえ。
いろいろやってくれてありがとね。
ママ、怒って責めてごめんね。心配だったんだよ。
あ〜あ、今日は爺にも怒られるし…。
と、ボヤいたら、
「ママ、爺は、怒ったんじゃなくて、心配だったんだよ。」
と、天に言われた。