今日のお昼ごはんの焼きそば作りを天に任命。
テーブルの上に材料を揃えてから、わたしは別室に。
切った野菜を次々に、まだ冷たいホットプレートに投入しているところを見かけたときには、よほど口出ししようかと思ったが、我慢我慢。
なんと、ほんとにできあがった。人参は予想外の輪切りであったが、かりこりしておいしかった。
おおいに褒めたたえながら、みんなでにこにこで食べた。
○
さて、夫が昨日、出張から帰ってきた。今回は、九州での仕事だったので、夫の実家とわたしの実家に寝泊まりしてきたのだった。
そして、ひげ剃りを持って行くのを忘れたのだそうだ。
夫が、彼の母にそのことを言うと、
「YUKIさんが入れ忘れたの?」
と聞かれたので、
「自分で用意してるもん」
と、答えたら驚かれたんだって。
夫の実家では出張の用意って、本人が自分でするのが当たり前ではないのだった。
「『だって、(自分で用意しないと、)どこになにが入ってるかわかんないじゃん!』って、俺はフォローしといたけどね。」
ふうううん。
で、その話を、わたしの実家に行ったときにもしたのだそうだ。
そうしたら、わたしの母は
「YUKIは、センギョーのくせに!」
と、言ったのだそうだった。
ふうううううううん。
へ〜〜ん〜〜な〜〜の〜〜〜〜!!
○
わたしは結婚した後でもおかあさんになる前までは、出張の多い仕事をしていたのだけど、たとえば、4泊5日の出張から帰ってきて残業してその荷物を持ったまま帰り道に買い物してごはん作って洗濯して、その翌々日からまた出張するようなスケジュールで過ごしているときに、
<俺が稼ぐ仕事>以外のすべては、そのための出張の用意まで含めてぜんぶがぜんぶ<嫁の仕事>とのたまわるオッサン達には本気で腹が立ったもんね。
<嫁の仕事>もロクにしないで<稼ぐ仕事>してたわたしは、さんざん否定的に見られるので、よけいに腹立たしかったのだ。
ああ、アホらしい。
自分のことが自分でできる方がいいじゃないのさ。
○
今度、夫の実家で、天と月とのふたりだけで、ごはん作ってもらおう、と、センギョーのヨメは思うのであった。