月は夏休みが始まって2日間で夏休みの宿題をさっさとすませて、さらに、チャレンジの8月号のまるつけまでごきげんで、さっさかぱっぱか終わってしまったので、毎日、たのしく絵日記を書いてるってわけだけど、問題なのは天なのよ。
ええ、毎日毎日ひっかかるのが、チャレンジのまるつけなのよ。チャレンジ4年生からは自分でまるつけをするようになっているんだけどね。天は自分の間違いに耐えられないの。
ええ?って思うでしょ。
わたしも思う。
でもさ、天は問題を解いた後で答え合わせをしてて、たとえば、「飛」っていう字の書き順がね、間違ってたとするじゃん。
「ああ!
やっぱりだめ!
ああ!ああ!ああ!ううあああああ!
やっぱりだめだった!
あうっあうっ、うわわわわわぁあんあん!
もう!
おわり!
もう!
おわりだ!
おわり!
おわり!
うあああぁわあわあ!
もう!
おわり!!!」
って始まるわけよ。昨日はさくらの花が葉より先に繁るかどうかって問題に引っかかっちゃって荒れてたわ。
そのほかにも、解けない問題にあたったときもね、まあ、だいたいは上記の通りに一回一回暴れ泣くわけよ。
見ててもおかしいんだけど、実際はうるさい。あ〜あ〜あ〜、始まったよ、って月と一緒に別室に避難すると、わたしたちについてきて泣くの。
さびしがりでかわいいなあ、と思う気持ちもないわけではないけど、実際に、毎日のことだから困りはてる。
天を育てていてなにがたいへんって、こういうふうな
あんにゃあんにゃと
暴れ泣きよね。
諌めよう止めようとして叱ったり怒ったりなだめたりしようとしてまともにぶつかるとこっちも感情の渦に巻き込まれて大喧嘩になるから、嵐がしずまるのを待つばかり。よくもまあ、そんなことでそんなに泣けるよなあ、と感心するほどよ。
で、やっとすこし落ち着いたところで、「飛」って字の書き順はたしかにむずかしいよね、と認めてあげたり、さくらの花が咲く様子を思い出させたりすると、落ち着いてまた勉強に戻る。そりゃあ、時間がかかって仕方がないんだけど。
で、今朝のこと。
今日やると決めた分をやり遂げた天が言ったわけ。
「ああ、今日はちょっとのあんにゃですんだ!
あんにゃあんにゃは言ったけど、ちょっとだった!
にこにこで終われた!!!」
!?!?
あたし爆笑。
天だって、好きこのんで
あんにゃあんにゃしてるわけでもないのだね。
その後、月とゲームで遊び始めた天。
月が天の指示通りに操作しなかったから負けた!とかなんとか叫んで、
またしてもあんにゃあんにゃしてた。
ぎゃふんだ。