わたしはあいかわらずパソコン関連のことに疎いままだ。メールと、このブログのエントリーとホームページの閲覧と家計簿の記帳にのみ、パソコンを使っている。ファイルやフロッピーは扱えないままだが、どうにか生活できいる。
それなのに、パソコンを2台も所有している。一台目は、5年前にある出来事のお祝として、夫が買ってくれた。ニ台目は2年前に、義父の遺品を譲っていただいた。(このパソコンでは夫の悪口は書けない、と常々考えるうちに思考回路まで変わったような気がする。気のせいかしら。)
それはさておき、この年末に向けて、夫が部屋の整理をしていく過程で、彼が使用していた、古い年式の、廃棄すべきパソコンが生じたのがコトの発端だった。わたしは夫の指示通り、それらのモニターとスキャナーとを一緒に市の大型ゴミ処理施設に持ち込んだのだ。
しかし、パソコンやモニターなどは今や資源ゴミで、そんなに簡単に捨てられるものではなくなっていた。市では一切関知いたしておりません、と慇懃に言われ、結局そのまま持ち帰ってきた。
だからといってどうするもんだかと調べてみると、それらの廃棄に処理料引き取り料送料などなどで何万円かがかかるとわかった。何日か調べてみたのだが、どうにも面倒くさい。
そこで夫が昨日言い出した。
「捨てるためにお金をかけるより、もっと生きたお金の使い方をしよう。」
夫の言うところによると、やがて捨てるべき運命にあるパソコン関連品が我が家に何種類かあるそうだ。そこで夫が深く調べたところでは、12月中に期間を限定して展開されているアップル社の下取りキャンペーンに辿り着いたのだそうだ。
そこからの展開は、何がなんだかわたしにはほんとうによくわからないままだった。そのキャンペーンに乗った夫が、わたし用にあたらしいコンピューターを購入してくれることになってしまった。
けれども。当初から廃棄するはずだったコンピューターはそのキャンペーンの下取りの対象にならない、とのことで、わたしが今こうして使っているパソコンまで廃棄することになって、下取りに出すには送料と箱と梱包材料が必要とのことになった。
わけわかんないでしょ。どっかで止めればよかったのかもしれないが、状況の把握ができなかった。今日になって、あらためて箱と梱包材料を探すウチ、何千円かの安価で処分して下さるという、旧知のひとに辿り着き。当初からの懸念であったパソコンの廃棄についてはアップル社でなくそちらに頭を下げてお願いすることになった。
そうこうするうちに、お弁当箱くらいの大きさのあたらしいコンピューターが即日で届いてしまった。
いやはや、5年前に買ってもらったほうのパソコンでさえ使いこなせていないのに、と、ただただびっくりしてるわけ。
捨てるはずだったのに、増えている。