ある日の月の宿題が、「ひみつれんしゅう」だった。月はその日の夕方、ひとりで寝室にこもって、襖を閉めて、「ひみつれんしゅう」をしていたよ。
なんのれんしゅうかって?
それもひみつですって。
どすどすと足音がしてたから、ママにはわかっちゃったけどね。
先日、やっと運動会が開催された。一学年2〜3クラスの小規模校だから児童数少なく、しかも、平日だから参観者も少なく。の〜んびりした運動会だったよ。
月は「ひみつれんしゅう」の成果あって、全校ダンスばっちり。めちゃめちゃ張り切って手足動かしていて、まるで、ブンブンと音がしそうなほどだった。天のほうはうろ覚え丸出しでうろうろしてたな。どっちもどっちでかわいかった。
わたしは今回、初めてデジカメでビデオ撮影したけど、あれって。むずかしいのね。
とくに徒競走の撮影!自分の子どもが走ってくる前に、何回かよその子を撮影してみるべし!
ダンスは、どの場所で踊るのか、先に聞いておくべし!
いやはや。基本的なことなんだけどさ。わたしもうろうろしちゃったわ。
行事ごとの撮影はいつも夫任せなので、わたしは今まで見るのに専念できてた。撮影に気を取られると、リアルの子どもが全然見られないのね。
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この日、天や月の運動会は2時半には終了。
その後で、夕方5時過ぎに大規模校の運動会帰りの集団に出会った。1学年5〜6クラスだと、徒競走だけでも、ものすごい時間がかかるんだそう。
学校の規模の大小に関わらず、トラックの大きさはだいたい決まっているから、撮影の場所取りで殺気立った親同士が揉めたりするんだってさ。それじゃあなおさら、子どもを見れないね。