月が部活の先輩との人間関係に悩んでたら、
天が、
「3年生がいなくなって2年生が実権をにぎる
今の時期には、そういうものだ。」
と、解説してくれて助かった。
月が英語の綴りがよくわかんないときには
法則を教えてあげてくれてた。
月が、バレンタインデーに、学校に
チョコレートを持って行っていいのか、
聞いたときには、
バレンタインデーに学校でチョコレートを
もらったことがなくても、
ていねいにアドバイスをしていた。
わたしが最近の自分の写真を見ながら、
「ママはもっと色気が欲しいんだよね。」
って言ったら、
「その路線はあきらめたほうがいい。」と
天に言われたんだけど、
そんなこんなはさておいても、
月のケータイを触ってる時間があまりにも
長くてわたしと喧嘩になったあとで、
ブンブン音を立てて怒ってる月に、天が、
「愛の反対語って、なんだか知ってる?」って
聞いたんだよ。
「憎しみ?」って月。
「そうじゃないんだよ。
愛の反対語は、
無関心、なんだよ。」
って言った天に、
「捨て台詞だね。」って言った月。
と、ここで、
日本語の使い方が今ひとつな月が、ほんとうは、
『捨て台詞』って言いたかったんじゃない、
ってのが、わたしと天にはわかってさ、
ほんとはなんていいたかったのかわかんないんだけど、
天が廊下に転げて笑って、おもしろい夜だった。
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